OECFは中国貴州省の州都である貴陽市をケースとして、大気汚染防止の経済評価を行いました。
同省では生産活動、生活全般にわたって硫黄分の多い石炭に依存しています。
また山に囲まれた地形で空気が停滞しやすいことから、大気中の硫黄酸化物の濃度と酸性雨の頻度・濃度が高く、環境の悪化度は中国でもトップクラスとされています。
本調査は貴州省の研究者と本邦の大気汚染防止の専門家の協力を得て、
1)貴陽市における大気汚染状況と汚染源対策による効果の把握(拡散推定)
2)大気汚染と健康への悪影響の関係(疫学調査)
3)呼吸器系疾患等、大気汚染が人体にもたらす疾病・死亡等の社会的費用の計算(経済調査)
これらを実施し、環境対策コストと環境影響コストを比較しました。
さらに、他地域において同様の調査を実施する際の参考となるよう、本調査において用いた調査手法を一般化したマニュアルを作成しました。